「落ちる?止まる?どうなる?」

天井から紐で吊るした箱に、ドーナツ型スティックやカラーボール、トイレットペーパーの芯などをそっと乗せて遊びました。
この箱は少し触れるだけで、ゆらゆらと揺れます。
子どもたちは、箱が揺れないようにそっと手を伸ばし、慎重に物を乗せていきます。
乗せる物の形によって、転がる・止まる・落ちるなど動き方が変わります。
さらに、箱の向きや支え方を変えると、同じ物でも動きが変わることに気づいていきます。
丸いカラーボールはコロコロ転がり、
ドーナツ型スティックは転がりながらも止まりやすく、
軽いトイレットペーパーの芯はふわっと動いて落ちることもあります。
トイレットペーパーの芯の上にドーナツ型スティックやカラーボールを乗せてみたり、いくつかを積み重ねてみたりと、子どもたち自身で遊び方も広がっていきました。
「どうしたら落ちる?」
「色ごとに分けよう!」
子どもたちは試しながら、いろいろな方法を見つけていきます。
物を乗せたあと、箱がゆらゆらと揺れ始めると、その動きをじっと見たり、箱の動きに合わせて体を揺らしてみたりする姿も見られました。
こうした遊びの中で、揺れや動きを感じ取りながら体を調整する経験は、感覚の育ち(感覚統合につながる体験)にもつながっていきます。
子どもたちは「どうしたら落ちる?」「色ごとに分けよう!」と試しながら、バランス感覚や試行錯誤する力を楽しんでいました。
友だちの遊び方を真似したり、新しい遊び方を思いついたりと、主体的に取り組む姿も見られました。
児童発達支援では、こうした遊びの一つひとつにも
「考える」「気づく」「やってみる」経験がたくさん詰まっています。
当事業所では、専門的な視点から遊びを通した療育を行い、子どもたちが「やってみたい」「できた!」と感じられる体験を大切にしています。
遊びながら学び、試しながら成長していく――。
そんな子どもたちの姿を、これからも大切に見守っていきたいと思います。
